Linux大好きおじさんの話
Q太郎はメインPCはLinuxを使用しています。
今回はお正月に帰省もできず暇を持て余していたため、メインPCのLinuxを入れ替えてみました。なので今回はLinuxのお話をしてみようと思います。正月ボケで技術記事がかけていないのです。。
Windowsなぜ使ってないの
Linuxを普段使いするきっかけはWindows7のサポート停止のときでした、今のメインPCであるThinkPadX230に付いていたWindows7は買った時点ですでにWindows10への無償アップグレード期間はとっくに過ぎており、アップグレードもできるわけもなく、Windows10をお小遣いでかうとなると結構財布に厳しかったりしました。
さらにスマホでほとんどのことができて、わざわざWindows10を使う必要性もなかったんですよね。セキュリティ的心配なネット決済はスマホでやればいいし、ということでWindows10へのアップグレードはやめてしまいました。
Linuxとの出会い
Q太郎は正業は非ITエンジニアである汎用系システムエンジニア(IT土方)です。SIerに入社した20数年前はクラサバ型のシステムが多く、クライアントPCはWindows2000、サーバ環境は商用UNIXサーバ(Solaris、HP-UX)にOracleDBを動かすシステム構成が非常に多かったです。
そんな大昔のある日突然、UNIXサーバのメンテンスを担当することになり、lsコマンドって何?状態から本番環境のメンテナンスをするために、UNIXコマンドを覚えるためにUNIXに近いLinuxを使い勉強するために触るようになりました。
その頃のLinuxはデスクトップ利用はとても厳しかった思い出しかないです。すぐにハングアップしてしまうGnome、KDE。ハングアップして再起動するともれなく挙動が怪しくよくわからないエラーですぐにげんなりしてし、メインはWindowsからTeratermでCUI利用がほとんどでした。私の低スキルを棚に上げてますが、Ubuntuが出てきたころからようやくデスクトップOSとして使えるなと思ってみたりしました。
使ってきたディストリビューション
Q太郎はLinux歴だけなら無駄に20年位あるのですが、飽き性なのでスキルはいつになっても向上しません。そんな私が使ってきたディストリビューションは色々ありますのでちょっと紹介します。
- VineLinux (サイト)
初めて触ったLinuxです。会社の先輩にこれならインストール楽だからUNIXコマンドの勉強にもなるよと言われなにもわからず雑誌の付録のインストールメディアを貸してもらって入れました。これでLinuxコマンドの基本とシェルを勉強した良い思い出と、当時パソコンにWindowsとLinuxをデュアルブート入れて、色々弄ったらWindowsまでも起動しなくなる悲しい思い出もあります。
もう、途中から急にユーザが減ってしまい、今は活動はほとんどされていないんですかね?ニュースリリースも2-3年前で止まっています。 - Debian (サイト)
今でも活発に活動していますね。Ubuntuを始め多数の派生ディストリビューションの元になっているディストリビューションです。VineLinuxにくらべパッケージが非常に多くてこれは便利だなというのでVineLinuxが人気が薄れてきた頃から、長らく使っていました。aptってほんと便利ですよね。 - Slackware(サイト)
Linuxに慣れてきて、調子に乗って使って、挫折した苦い思い出です。唯一の成果はmakeとmake installを覚えたことだけでした。パッケージ管理って難しいんですね。 - GentooLinux(サイト)
イキり系の2つ目です。(ディストリビューションは素晴らしいです。)
Linuxカーネルを最適化してやるぜ!!といってこれまた挫折しました。低スキル人間が聞きかじった浅い知識でカスタマイズしたカーネルモジュールなんかよりハイスキルのメンテナーの皆さんが作ってくれたカーネルの方が安定性、性能すべての面において素晴らしいのに当時の私はそれに気づけませんでした。 - CentOS(サイト)
みんな大好きCentOSです。私も長らく使っていました。仕事含めるとたぶん使っている時間は一番多いと思います。仕事では今でももちろん使っています。前の記事でも書きましたがそんなCentOSももう少しでさようならになってしまいます。RockyLinuxなどの後継ディストリビューションに期待です。 - Ubuntu(サイト)
Q太郎はUbuntuを使い始めたのは遅いです。最初の頃はDebian使えばよくないかと決めつけまったく手を出していませんでした。実際つかったらまあ便利、CentOSからは比べ物にならない位パッケージは新しく、一気に令和って感じがしました。ちなみに、私がWindows7のサポート停止時に移行したディストリビューションです。ただ、すぐにLinuxMintに移ってしまったのでUbuntu本体は使っている期間は非常に短いんですよね。 - LinuxMint(サイト)
Ubuntuよりカッコいいデスクトップがあるというのですぐに引っ越したのがLinuxMintです。GUIは洗練されている、カッコいい。個人的には一番好きなディストリビューションです。2020年の夏にアップデートした時に挙動がおかしくなってしまいUbuntuに戻りましたが。。今でも戻ってもいいなと思っています。 - Ubuntu Budgie (サイト)
LinuxMintにはなにも不満はなかったのですが、アップデート時の事故で使えなくなってしまい、ならば違うのも使ってみるかという軽い気持ちで2000年の夏くらいからつかっていました。ネットでは古いPCでは重いという評判は今ひとつでしたが、私のThinkPadでも問題なく使えていました。結構デスクトップはカッコいいですよ。おすすめですよ。
コロナの影響がなくて正月に帰省していたら多分いまでも使っていると思います。 - MXLinux (サイト)
お正月に入れ直したLinuxの一つです。Distrowatchで一位なので入れてみました。ディストリビューションは軽くてすばらしいです。私の低スキルの問題で、使っているソフトが動かせなかったので1日で諦めてしまいました。 - Manjaro(サイト)
最後に、今つかているディストリビューションです。入れた理由はDistrowatchで2位だったという簡単な理由です。Arch系Linuxは使ったことがないのでいい機会なのでしばらく使ってみようと思います。だめならLinuxMintに戻ればいいので。ただ、1週間くらい使っていますが、変なエラーもなく、またメモリの消費もすくないので、結構いい感じであることは間違いないです。
おわりに
Windowsを卒業し、Linuxをメインマシンで使い始めて1年立ちますが、低スキルな私でも言えることは、ゲーム以外であれば特に不自由なく使えるということです。プライベートでOfficeは使いませんし。スマホもブラウザもありますし。ゲームはそもそもゲーム機でやったほうがガチ勢以外はたぶん快適だと思います。
特に、この一年で一番実感したのは、フロントエンド開発環境を整えるのは本当に楽です。
本業でITエンジニア(フロント系Webエンジニア、フルスタックエンジニアの皆様)の方はMacOSを愛用している方が非常に多いと思います。特にYoutubeで技術解説動画を挙げられているエンジニアの方は私が知る限り皆さんMacOSを利用されています。また、Qiitaの記事なんかもITエンジニアは皆さんMacOSをベースとした環境構築記事が多いため、現役エンジニアの方もMacOSを使っている方が非常に多いと思っています。さらにこの前転職サイト見ていたらMacBook支給とアピールされている会社も結構ありましたね。アピールそこじゃなくて、案件とか給与とか教育とかきっともっといいトコロあるじゃんって思ったのは内緒です。
話がそれましたが、フロント開発をする上ではMacOSが有利なんだと思います。開発者の多いプラットホームが優位なのはLinuxディストリビューションもオープンソースソフトウェアも同じです。ネットで調べればすぐに情報が見つかるというのは使う上でとても大事なことです。
Linuxも実は同じくらい(さすがに言い過ぎ、完全な贔屓目)対抗できるのではないかと考えています。MacOSでの環境構築方法の8割くらいはLinuxでも同じ手順でできると思います。この2割はLinuxのディストリビューションの差異(パッケージ管理方法の違い、/etc配下の作法の違い)と同じくらいじゃないかなと個人的には思ったりしています。
Microsoftもオープンソースに寛大になっていることもあり、Linuxデスクトップが普及したらいいなと思う今日この頃です。
せっかくなのでManjaroで環境構築した話もちょっと書いてみようと思います。
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